システムがん

システム的統合理解に基づくがんの先端的診断、治療、予防法の開発

文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究 (複合領域:4201)
研究期間:平成22年度~平成26年度
[English]

 

公募要領については「平成25年度科学研究費助成事業‐科研費‐(新学術領域研究、特定領域研究、特別研究促進費)の公募」をご覧下さい

http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1324980.htm

  • ③新学術領域研究について改善がなされました。(10頁~13頁、25頁、28頁~30頁参照)

これまで1件とされていた公募研究への応募・受給を2件(同一領域は不可)まで認めるように改めるとともに、「新規の研究領域」の応募時における公募研究の規模(件数・研究経費)に以下の基準を設定しました。
・採択目安件数10件または公募研究にかかる経費の総額が領域全体の研究経費の10%以上を最低基準とする。
・上記基準にとどまらず、新学術領域研究の目的及び当該領域の特性を踏まえ、当該領域の研究の幅広い発展を目指す上で必要な件数及び必要な金額とするよう努めること。
また、以下の重複応募を可能としました。
・新学術領域研究の計画研究代表者と基盤研究(S)の研究代表者
・新学術領域研究の計画研究代表者・公募研究代表者と特別推進研究の研究分担者

新学術領域研究「システムがん」公募研究のご案内 (平成25年度~26年度)

以下の要領で平成25年〜26年の公募研究を募りますのでご案内申し上げます。

別表6_「新学術領域研究(研究領域提案型)」の研究概要(74ページ)から転載

本領域は、がん生物学及びその臨床応用研究と計算システム生物学をスーパーコ ンピュータで融合し、システム的アプローチによるがんの病態の解明と革新的な がん医療への道を拓く新たな研究領域を創造することを目的としている。最先端 シークエンス技術とスーパーコンピュータを積極的に活用し、個々人のゲノム・ エピゲノムとがん病態の間にある「パーソナルがんシステム」を捉え、個別化医 療に貢献することを出口とする。そのために、生体分子ネットワーク推定や細胞 ・組織レベルでのシステムモデリングなどを可能とするデータ解析技術を研究し、 がんというシステム異常を生み出している、ゲノム変異・差異、ネットワーク構 成、異常を起こしている原理を統合的に解析し、システム的統合理解に基づいた 高精度診断法、がんの個性を反映した治療法・予防法の開発を行う。

このため、以下の研究項目について、「計画研究」により重点的に研究を推進 するとともに、これらと連携しつつ行う次の二つのタイプの2年間の研究を公募 する。1年間の研究は公募の対象としない。また、研究分担者を置くことはでき ない。

  1. 実験系のがん研究者が、基本的に計画研究の数理的・情報科学的方法論を有する研究者との連携によってシステム的アプローチを行う研究
  2. 時空間数理モデリング・進化研究などの数理解析能力を有する研究者が、本領域の計画研究に関係する研究者との連携によってがんのシステム的統合理解とその応用のために行う研究

公募研究の採択目安件数は、1)については、単年度当たり(1年間)の応募額 700万円を上限とする研究を2件程度、300万円を上限とする研究を9件程度、2)に ついては、単年度当たり(1年間)の応募額200万円を上限とする研究を3件程度、 100万円を上限とする研究を3件程度予定している。

なお、総括班内の支援班によりスーパーコンピュータの利用や数理モデリング ・データ解析の研究支援を行う。

また、研究内容の詳細については、領域ホームページ( http://cancersystem.hgc.jp/ )を参照すること。

研究項目

A01 システム生物学的アプローチによるがん病態の解明
A02 生命システムデータに基づく革新的がん医療の開拓とその臨床展開

(平成23年度公募研究  平均配分額 5,222千円  最高配分額 8,000千円)

【お問い合わせ先】

システムがん事務局 miyanolab-jimu@edelweiss.hgc.jp 

新学術領域研究「システムがん」
領域代表 宮野 悟

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