システムがん

システム的統合理解に基づくがんの先端的診断、治療、予防法の開発

文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究 (複合領域:4201)
研究期間:平成22年度~平成26年度
[English]

 

A01-10-25 公募研究

バイオインフォマティクスを活用したp53ネットワーク探索と癌治療への応用

  • 研究代表者: 時野 隆至(札幌医科大学 医学部 教授)
  • 連携研究者: なし

研究室ホームページ http://web.sapmed.ac.jp/canmol/

p53はがんの約半数に異常が認められる最も重要ながん抑制遺伝子の1つであり,「ゲノムの守護神」といわれ,細胞が種々のストレスを受けた際に活性化する重要な転写制御因子である.バイオインフォマティクスおよび分子生物学的手法を利用してp53転写ネットワーク全貌の解明をめざすことを目的とし,p53によって転写が制御されるp53標的非コードRNAを網羅的に検索する.本研究は最も重要ながん抑制遺伝子p53パスウェイを解明するのに必須の研究であり,浸潤・転移あるいは化学療法や放射線治療抵抗性などに関与する臨床的に重要なp53標的非コードRNAを同定すれば,個性を反映した治療法・診断法の開発につながることが期待できる.

Copyright © 2010-2011 システムがん ~システム的統合理解に基づくがんの先端的診断、治療、予防法の開発~