文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究 (複合領域:4201)
研究期間:平成22年度~平成26年度
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いま、がん研究の方法が大きく変わろうとしています。これまで越えることのできなかった巨大な壁を乗り越え、未来を拓いている人たちのストーリーです。
どなたでも参加できます
がんは細胞のゲノムに異常が生じておこる病気です。ヒトのゲノムは 30 億個もの塩基配列からなる膨大な遺伝情報を含んでいますが、いま全世界でがんのゲノムを全て解読することによって、がんの原因となっている異常を解明する努力が進められています。今回の講演では、代表的な血液のがんをとりあげて、こうした世界最新の研究の成果の一端を紹介します。
DNA 解読技術の爆発的な進歩によって、個人のゲノムの解読が数日で安価にできるようになってきました。がんは、ゲノムの異常が原因でおこる、まさに「ゲノムの病気」であり、がんの全ゲノムを解読することによって、今後新たな治療法や診断法が開発され、個々のがん患者さんにあった治療法が選択されるようになると考えられます。