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公開講演『がんの最先端研究とスーパーコンピュータ 2』

いま、がん研究の方法が大きく変わろうとしています。これまで越えることのできなかった巨大な壁を乗り越え、未来を拓いている人たちのストーリーです。

どなたでも参加できます

プログラム

14:00~14:40 「未来はとっくにはじまっている ―がん研究とスーパーコンピュータ―」

宮野 悟 (東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター)

ヒトゲノム解読から10年後の今年2013年、だれもが「自分」のDNAシークエンスを10万円で数時間で得られる時代が始まりました。そして、「自分」のがん細胞のDNA異常が引き起こす「自分」のがんのシステム異常を、「京コンピュータ」などのスパコンを使って暴き出そうとする新時代のがん研究の挑戦を紹介します。

14:40~15:20 「大規模ゲノムシーケンスによる骨髄異形成症候群の解明」

小川 誠司 (東京大学医学部附属病院)

骨髄異形成症候群(MDS)は現在、骨髄移植以外に根治的な治療法のない血液がんの一つです。近年スパコンを用いた大規模なゲノム解析によって、その原因の全貌が明らかにされつつあります。本講演では、我々が進めているMDSのゲノム解析の近年の研究成果の一端を紹介させていただきます。

15:35~16:15 「肺がんの発生と転移・再発の分子機序解明と応用を目指して」

高橋 隆 (名古屋大学大学院医学研究科)

肺がんは年間6万人以上の命を奪うがん死亡原因の第一位です。この代表的な難治癌がどのように発生し、転移・再発するのか、最新の知見を分かり易くお話しします。



16:15~16:45 パネルディスカッション

「『京』の次のスーパーコンピュータ~がん研究を飛躍的に進めるために~」

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