平成 23 年度 ~ 24 年度
本領域は、がん生物学及びその臨床応用研究と計算システム生物学をスーパーコンピュータで融合し、システム的アプローチによるがんの病態の解明と革新的ながん医療への道を拓く新たな研究領域を創造することを目指している。生体分子ネットワークや細胞・組織レベルでの数理モデリング・シミュレーションなどの解析を可能とする情報プラットフォームを整備し、がんに関わるシステムについて、その要素、構成、動作原理、システムの出力を最先端技術で統合的に解析し、システム的統合理解に基づいた高精度診断法、がんの個性を反映した治療法・予防法の開発を行う。
このため、以下の研究項目について、「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、これらを補完する次の 2つのタイプの 2 年間の研究を公募する。 1 年間の研究は応募の対象としない。なお、研究分担者を置くことはできない。
なお、融合研究の格段の促進を図るべく、公募研究にも計画研究と同様に総括班内の支援班による研究支援を行う予定である。また、各計画研究の代表者及びその研究内容の詳細については、領域ホームページ (http://systemscancer.hgc.jp/) を参照されたい。
A01 システム生物学的アプローチによるがん病態の解明
A02 生命システムデータに基づく革新的がん医療の開拓とその臨床展開
連携研究者は計画班の代表・分担者である必要はありません。