システムがん

システム的統合理解に基づくがんの先端的診断、治療、予防法の開発

文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究 (複合領域:4201)
研究期間:平成22年度~平成26年度
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A02-6-25 公募研究

一細胞シークエンシングによる、抗がん剤耐性獲得過程でのがん細胞進化の解明

  • 研究代表者: 加藤 護(独立行政法人国立がん研究センター ユニット長)
  • 連携研究者: 柴田 龍弘(国立がん研究センター 分野長)

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がんと進化論の関わりは1970 年代から言われてきていましたが、これを実際に証明し、がん細胞のDNA が体内でどのように進化していくのかを解明することはごく近年まで技術的に困難でした。しかし近年の配列決定技術の進展がこれを可能としつつあり、一方、生物進化の分野で1990 年代から急速に発達してきたゲノム配列の数理的分析手法とこの技術を結びつけられる気運も高まってきました。本研究ではこれらの技術と手法を結びつけ、特にがん細胞が抗がん剤に耐性を獲得する過程でゲノムDNA にどのような変化が起きたのかを解明し、がん細胞のゲノム・システムの理解を深めて、より良い抗がん剤の開発や処方へとつなげていきたいと考えております。

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