システムがん

システム的統合理解に基づくがんの先端的診断、治療、予防法の開発

文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究 (複合領域:4201)
研究期間:平成22年度~平成26年度
[English]

 

A01-5-25 公募研究

腫瘍微小環境のシステム的統合理解に基づく治療法の開発

  • 研究代表者: 大澤 毅(東京大学 先端科学技術研究センター システム生物医学 特任助教)
  • 連携研究者: 島村 徹平(東京大学 医科学研究所 ヒトゲノム解析センター 助教)
  • 連携研究者: 神吉 康晴(東京大学 先端科学技術研究センター システム生物医学 特任助教 )
  • 連携研究者: 辻 真吾(東京大学 先端科学技術研究センター ゲノムサイエンス分野 特任助教)

研究室ホームページ http://www.lsbm.org/

がん微小環境は腫瘍の増殖、転移に重要な役割を果たす。本研究は、がん微小環境をシステム生物学的なアプローチによって拓く新たながん研究のパラダイムの構築を目指す。がん微小環境の理解には、従来型のアプローチのがん研究だけでは迫りきれていない。具体的には、低酸素・低栄養など癌微小環境において特異的かつ重要な、条件下におけるトランスクリプトーム、エピゲノム、メタボロームといった各階層のネットワーク解析をスーパーコンピューターを駆使した大規模データ解析にネットワークの推定や、メタボロームの動的モデリングとシミュレーション及び実験的検証を統合行う。このことによりがんの微小環境やという複雑なシステムの統合的な理解が可能となり、癌の新しい診断法や治療法の開発が可能になることが期待される。

Copyright © 2010-2011 システムがん ~システム的統合理解に基づくがんの先端的診断、治療、予防法の開発~